- セレナの中古車ってミニバンの中でも安いけどなぜ?
- 1世代前のC27を買いたいんだけど欠点はある?
- 中古でセレナを買う時の注意点を知りたい
実はセレナはミニバンの中でも安いと言われる車種です。
なぜならトヨタのノア・ヴォクシー、ホンダのステップワゴンが爆発的な人気を博しているから。
たしかに街中で見るミニバンはノア・ヴォクシー・ステップワゴンが多い気がする。
でもセレナもいい車だよ!僕の友人も乗ってるけど性能の割に安く買えたって満足してた。
この記事ではセレナの中古車が安い理由を解説していきます。
この記事を読めば今後主流になる1世代前のC27の欠点や中古で買う上での注意点がわかるので、セレナを買うか迷っている人のお役に立てるはずです。
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中古のセレナが安い理由は?ライバル車と比べて安い?
中古のセレナはトヨタのヴォクシーやノア、ホンダのステップワゴンなどと比べて安いと言われています。
同じような車種なのになんでセレナだけ安いの?
古い型式の車種が多く出回っていたり、ライバル車の方が人気が高いと言われているからなんだ。
中古のセレナが安い理由をくわしく見ていきましょう。
第4世代(C26)のセレナの値段が安いと言われている
中古車サイトを見てみると、第4世代(C26)のセレナが安いことがわかりました。
安いってどれくらい安いの?
1番安くて13万円とか、平均でも76万円くらいだったよ!
安さの理由は年式が古く、走行距離が10万キロを超えている車が多いから。
特に50万円を切る中古車は、2010〜2012年式ばかりです。
10年以上で10万キロを超えてくるから、必然的に安くなるのね。
安さの理由としては、妥当だと思うよ。
人気の第5世代(C27)がライバル車と比べると安いと言われている
2016年に登場したセレナ第5世代(C27)は、国内ミニバン販売台数No. 1になるなど人気車種です。
そんなに人気だったのに、なんでまた安いと言われるの?
それはライバル車のヴォクシー・ノアやステップワゴンの方が、人気があると言われているからなんだ。
実際にヴォクシー・ノアとステップワゴンとの比較を見ていきましょう。
ヴォクシー・ノアと比較してみると
ヴォクシー・ノアとの比較してみると、セレナ(C27)は特に安くはないことがわかりました。
比較項目 | セレナ第5世代(C27) | ヴォクシー・ノア第3世代 |
---|---|---|
モデル年式 | 2016〜2022年 | 2014〜2021年 |
平均価格 | 232万円 | 224万円(ノア:216万円) |
最低価格 | 77万円 | 65万円(ノア:69万円) |
最高価格 | 389万円 | 368万円(ノア:397万円) |
流通台数 | 約6,100台 | 約5,000台(ノア:約2,700台) |
あれ?そんなにセレナは安くないわね。
たしかに実際に比べてみると、世間の評判とズレがあるな。
比較表を見るとヴォクシー・ノアの方が供給量も少なく、価格も安いことがわかります。
モデル年式がヴォクシー・ノアの方が古い分価格も安くなっていて、ある意味妥当な結果が出ているのです。
それでもなぜセレナが安いと言われるのでしょうか?
それは推測するに世間のネガティブなイメージから来ている可能性があります。
- カルロス・ゴーン元会長の金融商品取引法違反
- 無資格者検査問題
- 排気ガス性能検査結果改ざん
- ブレーキ検査の数値かさ上げ
今まで日産では上記のような不祥事が起きています。
これにより世間では「日産はやばい」→「日産の製品は安い」といったイメージになったという説があるのではないでしょうか。
ステップワゴンと比較してみると
ステップワゴンとの違いを表にまとめてみると、ヴォクシー・ノアの結果とは異なりステップワゴンの方が高いことがわかりました。
大きな違いは流通台数にあります。
比較項目 | セレナ第5世代(C27) | ステップワゴン第5世代 |
---|---|---|
モデル年式 | 2016〜2022年 | 2015〜2022年 |
平均価格 | 232万円 | 240万円 |
最低価格 | 77万円 | 99万円 |
最高価格 | 389万円 | 389万円 |
流通台数 | 約6,100台 | 約1,700台 |
セレナやヴォクシーと比べて、流通台数は少ないのね。
ステップワゴンは、供給量が少ないから価格が下がりにくいんだ。
セレナとステップワゴンを比較した結果、ステップワゴンは流通台数が少ない分価格が高めに設定されています。
需要に対して供給量が少ないので、価格は上がるという市場原理に基づいています。
セレナがステップワゴンよりも安いというのはある意味妥当な結果と言えるのではないでしょうか。
第6世代セレナ(C28)の発売で第5世代(C27)の流通が増えた
第5世代セレナ(C27)が安くなったのは、第6世代(C28)が発売されたからとも言われています。
新しいモデルが発売されると、前モデルの車の価格が下がるのが一般的です。
具体的な理由は以下の3つが挙げられます。
- 新しいモデルの魅力に後押しされ乗り換え需要が上がる
- 乗り換え需要により供給量が増加する
- 最新車種ではなくなるため価値が下がる
新型モデルには最新のテクノロジーや安全装備が搭載され、消費者にとって魅力的に映ります。
その分「乗り換えたい」と思う人が増え、前の人が新しいセレナに乗り換え、古いセレナの供給が増えていくのです。
加えて市場価値も新型ではなくなる分、当然ながら価値とともに価格も下がり、「セレナが安い」と感じられるようになったというわけです。
新型セレナは2022年12月に発売されたのよね!
その通り!e-powerモデルも2023年4月に発売しているからC27の中古車としての供給量は確実に増えていくと思うよ!
中古のセレナ(C27)の欠点とは?安さにつながる3つの理由
セレナC27は非常に高機能で魅力的なスペックを有していますが、一部欠点があるとも言われています。
その欠点と言われる部分が安さに繋がっているともいえるのですが、まずは基本的なスペックを紹介します。
- 低燃費を実現するe-POWERグレードがラインナップされている(JC08モード
※:26.2km/L) - アクセルを緩めるだけで減速できるe-POWERDrive(e-powerグレードのみ)
- 上下段2通りの開き方ができるデュアルバックドア
- 同一車線自動運転技術のプロパイロット機能
- ブレーキとアクセルの踏み間違い衝突防止アシスト
- 触れずに開けられる、ハンズフリーオートスライドドア
※JC08 モードでは、実際の走行と同様に細かい速度変化で運転するとともに、エンジンが暖まった状態だけでなく、冷えた状態からスタートする測定方法。
引用元:国土交通省
なんだか魅力的な機能がたくさんあるわね。
多くの最新技術がセレナの人気の理由なんだ。
では中古のセレナ(C27)の安さに繋がる、3つの欠点はどんなものなのでしょうか。
それぞれみていきましょう。
ガソリン車・S-Hybridの燃費が悪い
セレナ(C27)のS-Hybridグレードはの燃費が悪いと言われています。
なぜならハイブリッドという名前がついているものの、実質的にはガソリン車だから。
え!?ハイブリッドなのにガソリン車?どういうこと?
ハイブリッドって名前はついているけど実は走行の補助ができるほどの仕組みではないんだ。
一般的に、ハイブリッドと聞くと、ガソリンと電気の両方を動力源とする車を思い浮かべるでしょう。
しかしセレナ(C27)のS-Hybridは、その名前が示すような典型的なハイブリッドシステムではありません。
S-Hybridは「Smart」と「Simple」の「S」を取ったもので「スマートでシンプルなハイブリッド」を意味し、特徴は以下の3つがあります。
- エンジンのアイドリングストップ機能
- エネルギー回生機能
- エンジンアシスト機能
これらの機能のおかげで多少の燃費が改善されてはいるものの、S-Hybridグレードのモーターには走行の補助を行うほどの大きな出力はありません。
したがってS-Hybridは基本的にはガソリン車であり、アイドリングストップ機能などを利用して燃費性能を向上させているにすぎないのです。
そのため他社製のハイブリッド車と比べると、燃費が悪いと言われているのでしょう。
ライバル車と比べて人気が低い
中古のセレナが安い理由でも述べたように、ライバル車と比べて中古セレナ(C27)の人気が低いと言われています。
なぜならミニバン人気モデルの上位には、トヨタのヴォクシー・ノアやステップワゴンがいるから。
ミニバンっていうと、ヴォクシーやステップワゴンが連想しやすいかも。
そうだね。でもセレナの人気が無いというわけでもないんだ。
セレナ(C27)の人気がライバル車に比べて低いのは、ブランドイメージや販売数に影響されているから。
ヴォクシー・ノアやステップワゴンはミニバンとしての確固たる地位を確立していると言っても過言ではありません。
これらライバル車と比べるとブランドイメージや販売数がセレナより高いことから、相対的に人気が低いとされているのです。
確かにヴォクシー・ノア・ステップワゴンはCMとか凄いもんね!「どこでもノア」って聞いたことあるわ。
CM負けはしているけど、セレナも独自のデザインや機能性で昔から多くのファミリー層から支持されているんだ。
したがって人気はないかもしれませんが、予算やあなたのニーズに合わせて選べばセレナ(C27)は十分魅力的な選択肢と言えるでしょう。
故障しやすいという印象をもたれている
日産の車はセレナだけに限らず、故障が多いと言われがちなメーカーです。
なぜなら昔から電気系統にトラブルが起きることが多かったから。
また民間調査会社の米国J.D.パワー社が、車のオーナーに聞き取り調査をして毎年信頼性スコアを付けるランキングを行っています。
数字が少ないほど、信頼性が高いんだ。
ランキング | メーカー | ランキングスコア |
---|---|---|
1 | レクサス | 51 |
2 | トヨタ | 61 |
3 | ダイハツ | 73 |
業界平均 | 75 | |
4 | スバル | 77 |
5 | 日産 | 78 |
6 | ホンダ | 79 |
7 | 三菱 | 82 |
8 | スズキ | 82 |
9 | BMW | 92 |
10 | マツダ | 102 |
11 | メルセデスベンツ | 103 |
上記の調査を見てみると、日産、スバル、ホンダ、三菱に大差は見られません。
でも実際はどんな故障があるの?
SNSでの投稿を見てみよう。
+配線が腐食した(タップで開きます)。
+コンプレッサーが3年で故障した(タップで開きます)。
+CVTが故障した(タップで開きます)。
+大きな故障もなく20万キロに到達(タップで開きます)。
ただしこれらの口コミは世代もさまざまなので、個体差や世代の性能によって差があるのかもしれません。
しかも23年持っているという投稿や20万キロ走ったという投稿もあるように長持ちしやすいという評価もできるでしょう。
良い面も悪い面も見て、参考にしてください。
中古のセレナ(C27)を購入する時の注意点を解説!
中古のセレナ(C27)購入時の注意点は以下の4つです。
- 大人気のe-powerはまだまだ割高
- 走行距離が年式の割に長すぎないか確認する
- 必要な装備品はついているか
- 整備記録がついているか
気になる点がいくつかあるわね。くわしく知りたいわ!
そうだね。1つずつ見ていこうか!
大人気のe-powerはまだまだ高い
中古のセレナは安いと言われていますが、ハイブリッド車のe-powerはまだまだ高いです。
なぜなら燃費が良い上、人気だから。
e-powerってどれくらい燃費が良いの?
カタログ基準ではガソリン車と比べると9km/Lも燃費が変わるんだ。
モデル | ガソリン車(S-Hybrid) | e-power |
---|---|---|
カタログ記載燃費 | 17.2km/L | 26.2km/L |
また大手中古車サイトを見てみると、価格は歴然です。
ガソリン車(S-Hybrid)の最低価格は77万円に対して、e-powerモデルは129万円。
50万円も変わってくるのね!
だから費用対効果を考えた方が良いんだ。
年間1万キロの走行距離で考えると、ガソリン代は以下のようになります。
- ガソリン代:160円/Lで計算
- ガソリン車の年間燃料代:10000÷17.2×160=約92,960円/年
- e-powerの年間燃料代:10000÷26.2×160=約60,960円/年
- 92.960–60,960=32,000円/年
※あくまでカタログ上での計算です。
10年でも32万円ね。50万円の差額の元が取れそうにないわ。
年間の走行距離が多い人にはe-powerは向いているかもしれないけどね!
走行距離が年式の割に長すぎないか確認
中古車選びでは、走行距離は重要な判断基準の一つになります。
なぜなら年式の割に走行距離が多かったり短かったりすると、故障するリスクがあるから。
実際はどれくらいの走行距離が判断基準なの?
一般的には年数×10,000キロが目安かな。つまり車両の年数と走行距離がバランスを保っていることが理想的なんだ。
例えば5年落ちのセレナであれば、大体50,000キロ前後が適正とされています。
中古セレナが安価で販売されている場合、特に以下のパターンには注意が必要です。
年式の割に走行距離が長すぎる
年式の割に走行距離が長すぎる車には要注意です。
なぜなら価格は安いですが、消耗部品やエンジンやトランスミッションなどの重要な部分も劣化している可能性があるから。
これらの修理や交換には高額な費用がかかるため、車両価格が安いと感じたらそのリスクを考慮する必要があるでしょう。
年式の割に走行距離が短すぎる車
年式の割に走行距離が短すぎる車も要注意です。
なぜなら長期間の使用がなかった場合、バッテリーの劣化や車体の錆びなど、見た目ではわからない問題が潜んでいる可能性があるから。
価格だけでなく、走行距離を踏まえて中古車選びを行うことが、後々のトラブルを避ける上で大切です。
これらのポイントを押さえて、あなたにとって最適な中古セレナを選んでください。
必要な装備品がついているか確認
中古セレナ購入の判断材料では求めている装備品が付いているかが重要です。
なぜなら後から装備の追加は難しく、後付けできてもコストがかかるから。
そのため最初から必要な装備品が付いている車を選びましょう。
変に妥協して後悔したくないわ。
だからライフステージに合わせて必要な装備品を考える必要があるんだよ。
人気のメーカーオプションは以下の通りです。
- カーナビ
- バックカメラ
- 全方位カメラ
- 本革シート
- 運転支援システム
- 後席モニター
- サンルーフ
- シートヒーター
これらは生活スタイルやニーズにより必要性が変わります。
例えば運転技術に自信が無ければ全方位カメラや運転支援システム、子供がいる家庭では後席モニターが便利です。
これらの要素を考慮に入れながら予算内でニーズに合った中古車を選ぶことが重要なポイントです。
子供がいる家庭では後席モニターが欲しいわね。
中古セレナを買った友人は後席モニターで悩んでいたけど、思ったより前のモニターが大きいから無くても満足って言ってたよ!
整備記録がされているか
中古セレナ購入時に見るべきポイントは、整備記録がちゃんと残っていることです。
なぜなら整備記録は車のメンテナンスが適切に行われている証拠となるから。
具体的に整備記録がない車のリスクは、以下のようなものが考えられます。
- 未発見の問題が隠れている可能性がある
- メンテナンスが不足しており、車体にダメージが残っている可能性がある
- メンテナンス不足による維持管理コストの増加
- 安全性に問題が生じる
メンテナンスノートが残っていることで、過去どのような整備がされていたかわかります。
正しい管理がされている中古車であれば安心ですが、逆に整備がされていたかわからないような車はリスクが高いのです。
これらのリスクを避けるためにも、整備記録がきちんと残されている車を選ぶことが大切です。
整備記録は車の健康状態を確認するためのツールなんだね!
車の現在の状態と将来的なコストをある程度予見することができるからね。
よくある質問
セレナはいろいろなウワサや疑問にあがりやすい車種です。
なぜなら上にも書きましたが、過去の事象が根拠のない憶測を呼んでいるから。
ここではよく上がりやすい日産セレナに関する疑問について回答していきます。
セレナが「ひどい」「やめとけ」と言われる理由は?
セレナが「ひどい」や「やめとけ」と言われるのは以下が考えられます。
セレナのハイウェイスターを買って後悔したという話を聞いたのですが、なぜですか?
ネットやSNSで調査したところ、ハイウェイスターを購入して後悔したとの口コミはありませんでした。
しかしネット上の検索窓に「セレナ ハイウェイスター」と打つと候補に「後悔」という関連検索が出てきます。
あくまで予想ですが、そこから考えられる理由は以下です。
- 上位モデルであるが故の期待値の高さ
- 標準モデルと比べて価格が高いため、期待していた価値にギャップが生じる
確かに上級グレードの車ってすごく期待してしまうわ!
そういう面で後悔したと言っている人がいるのかもしれないね。
まとめ
ここまで中古のセレナが安い理由について、解説してきました。
中古のセレナが安い理由は以下の3つです。
- 第4世代(C26)のセレナの値段が安い
- 人気の第5世代(C27)もライバル車と比べると安い
- 第6世代セレナ(C28)の発売で第5世代(C27)の流通が増えた
でも実際に安いのは第4世代(C26)のセレナだったわ。
第5世代(C27)以降は人気だしね!
また中古のセレナの欠点と言われるのは、以下の3つ。
- ガソリン車・S-Hybridの燃費が悪い
- ライバル車と比べて人気が低い
- 故障しやすい印象をもたれている
S-Hybridはエンジンを動かすためのハイブリッドシステムではないため、一般的なハイブリッド車と比べて期待ほどの燃費が達成されていないのが実態です。
セレナの良い点と悪い点を理解した上で、購入時には以下の点に注意しましょう。
- 大人気のe-powerはまだまだ高い
- 走行距離が年式の割に高すぎないか確認
- 必要な装備品がついているか確認
- 整備記録がされているか
これらを考慮して判断の参考にすれば、安心できる中古セレナに出会えるでしょう。
以上、「セレナの中古が安い理由はなぜ?C27の欠点と中古で買う時の注意点を解説」でした。